ミントの風が吹く朝に…。余白時間を使ってお手入れを。

ミントの風が吹く朝に…。余白時間を使ってお手入れを。

June 26, 2026

六月のカレンダーを机に置いてから、

なんとなく部屋の空気まで少しミント色になったような気がしています。

 

ミントとオリーブ。

 

植物としては全然違うのに、

わたしの中ではどこか同じ森に住んでいる仲間のような存在です。

 

スタジオへ行くにはまだたっぷりと時間のある朝。

早起き習慣になった「特典」とでも言える、一日の中で一番好きな時間。

そんな『余白時間』を利用して、

少し乾燥してきた木のお箸と木のプレートに、

オリーブオイルを塗ってあげることにしました。

 

専用のワックスやオイルではなく、

いつもサラダやパンに使っているお気に入りのスペイン産オリーブオイル。

エグレヒオ オーガニックエキストラヴァージンオリーブオイル 

口に入るものだからこそ、木の道具にも安心して使えるものがいい。

何より香りがとても芳醇。

 

木のプレートは、

Skandinavisk Hemslojd(スカンジナビスクヘムスロイド)社の「オードブルトレイ」。

蒸し上がったせいろを乗せるトレイとして、
焼きたてのトーストを乗せるお皿代わりとして、

チーズやクラッカーを乗せて小さなパーティーのように使ったり、

と出番の多い脇役さんなので、常にキッチンに出しっ放し。

 

味のある持ち手や、ちょっぴり歪なシェイプもお気に入り。

熟練した職人さんたちの手仕事によって、

一つひとつ丁寧につくられているものだそう。

 

わたしの食卓だけでなく、

実は Maison de 9uatre の写真の背景としても、

たくさんの時間を一緒に過ごしてきました。

 

 

お箸は、広島の極楽寺のもの。

以前、毎年一膳ずついただいていた大切なお箸たちです。

気づけば少しずつ増えていき、

今では我が家の食卓に欠かせない存在になりました。

「Before」を撮り忘れてしまいましたが、

カサカサして、白っぽくなっていたお箸たち。

「After」はご覧の通り、黒光りするほどに蘇りました。


たぶん、もう新しくお箸を買うことはないと思います。

わたしにとっては「生涯箸」。

お箸は古くから「神様と人とを結ぶ橋渡し」とされ、縁起物。

身近なものが、神様とわたしたちとを繋ぐ橋(箸)だなんて、ちょっと嬉しくなります。

これからも手入れをしながら、ゆっくり付き合っていきたいと思っています。

 

そんな神様への想いもあるお箸は、布ではなく、自分の手で一本ずつ。

まるで植物に水をあげるように、ゆっくりオイルを指で馴染ませていきます。

手に残ったオイルは、そのまま自分の手へ。

 

木の道具をいたわるつもりが、

気づけば自分自身も保湿されていました。

 

オリーブオイルは塗った直後こそ少しベタつきますが、

不思議としばらくするとさらりとして、潤いだけが残っているような気がします。

 

木の道具も。

わたしの手も。

どちらも毎日使う大切なもの。

道具のメンテナンスをしながら、自分のメンテナンスもしている。

そんな穏やかな六月の朝でした。

 

新しいものを迎える楽しさも好きだけれど、

長く使い続ける喜びも、同じくらい好き。

だから今日もまた、オリーブオイルを少しだけ。

🍃🫒

ミントの風とともに。


文:quatre-quarts ballet studio 講師の「わたし」

 

 

 

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