Ballet Maniacsの初期アーカイブから
August, with Ballet Maniacs.
2026年8月のカレンダーに選んだのは、
Ballet Maniacsの初期に描かれた、4人の妖精たちです。
現在は展開されていないアート作品ですが、
Maison de 9uatreにとっては、
Ballet Maniacsというブランドが持つ遊び心と物語性を伝えてくれる、
大切なアーカイブコレクションのひとつです。

涼やかな色を纏った妖精たちは、それぞれ少しずつ異なる姿で佇んでいます。
誰かと同じでなくてもいいこと。
自分の好きなものを、自分らしい方法で身につけること。
小さな4人の姿には、
Ballet Maniacsが初期から変わらず持ち続けている自由な精神が映っているように感じます。
ラ・シルフィードと、レ・シルフィード
4人の妖精たちを眺めていると、バレエの世界にある、
よく似た名前の二つの作品を思い出します。
スコットランドを舞台に、結婚を控えた青年ジェイムズと、
彼の前に現れる一人のシルフィードを描いた物語です。
1832年にパリ・オペラ座で初演されたロマンティック・バレエで、
手を伸ばしても捉えることのできない理想への憧れと、
現実との間で揺れる心が描かれます。
もうひとつは、『レ・シルフィード(Les Sylphides)』。
題名はよく似ていますが、
『ラ・シルフィード』の続編でも、複数形にした物語でもありません。
ミハイル・フォーキンがショパンの音楽に振り付けた、
筋書きを持たない一幕のバレエです。
月明かりの中で、詩人と白い衣装を纏ったシルフィードたちが踊り、
物語を追うというより、音楽と動きが生み出す夢の気配を味わう作品です。
Laは、一人のシルフィード。
Lesは、複数のシルフィードたち。
一方には、届かないものへ手を伸ばす物語があり、
もう一方には、月明かりの中に漂う詩のような時間があります。
Ballet Maniacsの4人の妖精たちにも、
そんなロマンティック・バレエの記憶と、
決められた物語にとどまらない自由な想像の余白を感じます。

アーカイブでありながら、新しい出会い
Ballet Maniacsを最近知った方にとって、
この妖精たちは初めて出会う作品かもしれません。
一方で、ブランドの初期からご存じの方にとっては、
どこか懐かしい再会になるでしょう。
過去の作品は、時間が経ったからといって役目を終えるわけではありません。
もう一度光を当てることで、当時とは異なる意味を持ち、
新しい人の目に触れ、新しい物語を始めることがあります。
Maison de 9uatreがアーカイブを紹介するのは、
ただ昔を懐かしむためではありません。
今は販売されていない作品にも、
ブランドの現在へつながる考え方や美しさが残っています。
そこにもう一度小さな入口をつくることも、
長くブランドを取り扱ってきたブティックの役割だと考えています。
カレンダーをめくる、小さな時間
カレンダーは、毎日そこにありながら、
月に一度、新しいページを見せてくれるものです。
大きな出来事ではなくても、ページをめくるという小さな動作が、
少しだけ気持ちを切り替えてくれることがあります。
夏の光が強くなる8月。
4人の妖精たちが運んでくれる涼やかな風とともに、
新しいひと月を迎えていただけたら嬉しく思います。
オフィシャルInstagramでは、8月のカレンダーを短いリールでご紹介しています。

また、Archive & Salonアカウントでは過去のスタイリングも掲載しています。

ぜひ、それぞれの妖精たちも見てみてください。
August, with Ballet Maniacs.
4人の妖精と、静かな8月を。
Ballet Maniacs
Maison de 9uatreオンラインブティックでは、
Ballet Maniacsの現在のコレクションをご紹介しています。
初期のアーカイブから現在の作品へと続く、ブランドの自由な世界をご覧ください。
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