秋の朝時間。4時に起きる「わたし」のルーティン

秋の朝時間。4時に起きる「わたし」のルーティン

October 19, 2025

今日のブログはどうってことない「わたし」の一日の始まり、について触れる「よみもの」ブログです。

ご興味あれば、お暇な時に ”ながら読み” してみてください。

 

秋の風が運んでくる静けさ

あんなに暑かった夏が嘘のように、風の中に秋の気配が漂っています。
気づけば窓の外の木々もほんのり色づき始め、朝の空気がひんやりとしてきました。

ここ数年のルーティンは、特に「何時何分に」とは決めず、ざっくりと「4時台に起きること」が自然と続いています。

アラーム音で無理やり起こされるのが嫌いで、自然に目が覚めたらそのまま起きる。

かつて ”夜の蝶” だったわたしが、なんなら朝の4時はまだ寝ずに起きていた自堕落さだったその当時のわたしが、こんな生活を現在送っていると知ったら驚くだろうな。


夜型から朝型へ

今では、夜は遅くとも22時にはベッドに入り、朝4時台の静けさの中に身を置くのが“当たり前”に。
朝4時はまだ暗く、外はしんと静まり返っている。
車も、人の声も、何も聞こえない時間を独り占めしているようで、深呼吸するたびに贅沢な気持ちになります。

ネコたちもまだ夢の中。
ベッドを整えてお掃除ロボットを動かし、歯を磨いて、ネコと人間の朝食の準備。


「食べない朝」から「しっかり朝食」へ

長い間「朝食を食べない派」だったわたしですが、ここ数ヶ月はしっかり食べるようになりました。
最初は胃がびっくりしていましたが、続けてみると人間の体って慣れるもので、いまでは一日の中で朝がいちばん食べる時間です。

 

ある日の朝食

玄米、ゆで卵、納豆、プチトマト、ブロッコリー、カボチャ、作り置きの人参しりしり、そして具だくさんのお味噌汁。

煮ても焼いても、サラダにも大活躍の人参。日持ちもするし美容にも◎必ず切らさないようにストックしています。

 


玄米はストウブの「ラ・ココット de GOHAN」で炊いて冷凍保存。朝はせいろで蒸すだけ。

最近ネットでたまたま見つけて気になって購入した玄米がとても美味しくて驚きました。

これまで「玄米なんてどれも同じ」と思っていましたが、こだわりを持って作られているものはまったく違う。
もはや“食のオタク”とも言えるほど愛情を注いで栽培されているお米は、味音痴なわたしでもはっきり違いがわかるほどです。
そのお店では、お味噌や醤油、麹などの発酵調味料も取り扱われていて、いろいろと購入して楽しんでいます。

*玄米はどこで?とご質問があったので追記しておきます。
玄米販売専門店ひらいさんです。とにかく届いた商品以上にインパクトのある「手作りのレシピブック」がおまけで入っているのですが、どこの会議の資料なの?というくらいの分厚さ!そして手作りのタレを何品も試食用として入れてくださっていて、一つずつ作り方や食べ方のヒントなども細かくナビという徹底ぶり。お料理もですが、こうしたケアも勉強になりました。好きなこと、興味があることって人を突き動かしますね。


と、ここまで書くとかなり「食にうるさい人」っぽいですが(笑)、冷凍食品も上手に活用しています。

アボカド、ブルーベリー、ブロッコリー、小腹が空いた時用のたこ焼きなどは、コストコの大袋冷凍品を長年リピート。
近所のスーパーで見つけた「このまま煮物にどうぞ」的な冷凍野菜ミックスも常備しています。

近年の冷凍食品のクオリティには驚かされますし、本当に助かります。
料理をするハードルがぐんと下がり、何より時短。
「きちんと食べたいけれど無理はしたくない」今のわたしにぴったりの味方です。


ブロッコリーや卵、カボチャも一緒に蒸せば、あっという間に色とりどりの朝ごはん。洗い物も少なく、蒸し器の湯気に包まれる朝はなんとも幸せです。

冷凍した玄米は、炊き立てよりもむしろ蒸して食べた方が美味しい。
たまにはベーグルに替えて、こちらも蒸して解凍すればふかふか。

せいろは照宝さんのものを愛用。お写真は15cmのものですが、他にも24cmのものも愛用中。24cmはワンプレートミール的に盛り付けられるので、そのまま食卓へ、という手軽さ。フィンランドのテーブルウェアブランドiittala(イッタラ)のTeema(ティーマ)シリーズのプレート21cmがすっぽり収まるので便利です。


あとは、気分で蒸した野菜に調味料を選んでかけるだけ。
お味噌、麹、バルサミコ酢、レモン、アンチョビソース、塩、オリーブオイル……何でも合う。
忙しい朝でも、せいろさえあればご馳走になるのだから不思議です。

お写真は数年前に初めて買ったせいろ。使いこなせるか不安だったので、一番小さな15cmのものの二段を選びました。現在は大きなサイズも買い足して使い分けています。重たい鍋やフライパンを持つのが年齢的にしんどい…せいろは指一本で持てます^^ 万が一床に落としても軽いので壊れないし、怪我もしない。知らぬ間に足元にネコが居ることもあるので、落として大ごとになるのも回避。

朝日を浴びて、体をゆるめる時間

窓の外がうっすら明るくなってきたら、S M Kのブラレットとレギンスに着替えてヨガマットへ。

もっと寒くなってきたら、ジャンプスーツの出番。一度ジャンプスーツの心地良さを知ったら手放せなくなりますよ。

本当に動きやすくて大好きなS M Kのウェア

 


コロナが蔓延していた時からの習慣。

ポップアップアラジンでYouTubeを壁に映し、お気に入りのバレエダンサーのストレッチやヨガを見ながら一緒に体をゆっくりほぐします。

なかなかストレスの多かったコロナ時期でしたが、それがあったからこうして贅沢な「レッスン」をいつでもどこでも無料で受けれるというのは、唯一良かったこと。


朝日を浴びながらのストレッチは、「あ〜、最高に贅沢だ」とつい口にしてしまう時間。

そうこうしていたら、ネコたちも起きてきて朝の賑わいが始まります。


一日のはじまりに

ヨガや朝食を済ませたら、メイクをしてスタジオへ行く準備をしたり、スタジオがオフの日はメールの返信や商品の検品、発送、翻訳の仕事など朝のうちに取り掛かる。

どうしてもスタジオワークが入っている日は、午後から溜まった仕事を片付けることになってしまいますが、

個人事業主時代からダラダラと一日中仕事をしていた効率の悪さに辟易し、短時間でどれだけ集中して終わらせるか、というミッションを課してなるべく大仕事は朝のうちに終わらせる目標を立てています。

「この年齢になったら隠居してネコたちとゆっくりしているはずだったのに…」なんて思いながら、まだまだ現役で働いています(笑)。

スタジオに長く通ってくださっている方々に、少しでもバレエを楽しむきっかけのバトンをお渡しできたら——。
そんな気持ちで、今日もまた早起きの朝を迎えています。


秋の朝に、静かな幸福を

季節の移り変わりとともに、朝の時間もゆっくりと深まっていくようです。
この静けさの中で一日のリズムを整えることが、いまのわたしにとっての何よりの贅沢。

これを読んでくださっている皆さまは、どんな朝をお過ごしですか?
少しだけ早起きしてみると、世界が違って見えたり、ほんの少し得したような気分になるかもしれません。

非効率で生産性のない日々を、「不器用だから」という理由にして、工夫を避けてきたわたし。
そんなわたしが辿り着いたのは、実にシンプルな「早寝早起き」というリズムでした。

王道ではありますが、時間にゆとりが生まれることで、気持ちにも余白が生まれます。
それだけで、毎日が少し優しく感じられるのです。

 

スタジオに通ってくださっている皆さまの中には、顔色が冴えなかったり、どこか上の空だったり、
あくびを我慢している様子が見える日もあります。

「疲れているんだな」「大丈夫かしら?」「ちゃんと寝てるかな?」
そんなことを心の中で思いながらレッスンを進めています。

けれど、レッスンが進むにつれて、血色が良くなり、表情が柔らかくなり、
たとえうまく踊れなくても楽しそうに取り組まれている姿を見ると、
あらためてバレエの持つパワーを感じます。

 

過ごしやすい季節だからこそ——
読書をしたり、パン作りに挑戦したり、お散歩に出かけたり、はたまたバレエをしてみたり。
何かを新しく始めてみるには、今がちょうど良いタイミングなのかもしれません。

わたしはスタジオでも度々公言している通り、寒い季節が好きです。
秋の深まりがさらに進み、凛とした冬の気配がやって来るのを、今から心待ちにしています。

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

また何か「わたし」の日常について書く機会があればここでもシェアしてみます。


 


文:quatre-quarts ballet studio 講師の「わたし」