「バレエマニアはいつの時代から?」 〜1581年に生まれた”最初のバレエ”の物語〜

「バレエマニアはいつの時代から?」 〜1581年に生まれた”最初のバレエ”の物語〜

October 17, 2025

バレエを愛する人の心の奥には、
どこか「時代を超えて惹かれてしまう何か」がある気がします。

Maison de 9uatreが大切にしているブランドのひとつ、
Ballet Maniacs(バレエ・マニアックス)
彼らと9uatreとでコラボした企画の一つ、2026年度カレンダーに描かれた1月のイラストの舞台は——1581年、プチ・ブルボン宮殿。
この年に上演された 『Ballet Comique de la Reine(バレ・コミック・ドゥ・ラ・レーヌ)』 は、
記録に残る“最初のバレエ”とされています。

Ballet Maniacsのクリエイターたちは言います。
「この公演を観た観客の中には、きっと“最初のバレエマニア”がいたはずだ」と。
だからこそ、彼らの原点はこの1581年に置かれているのです。


歴史、深掘り発掘

歴史を少し掘り下げてみましょう。

“バレエ”という芸術の種は、1581年よりももう少し前、
1533年にイタリア・フィレンツェからフランスへ嫁いだ
カトリーヌ・ド・メディシスによって運ばれました。
彼女がもたらしたイタリアの宮廷芸術「バレッティ」が、
やがてフランスで“バレエ”と呼ばれる舞台芸術へと進化していきます。

そして1573年、バルタザール・ド・ボージョワイユーによる
『ポーランド人のバレエ』が“Ballet”という言葉を初めて冠し、
1581年、ついに『Ballet Comique de la Reine』が上演され、
ひとつの芸術の歴史が幕を開けました。

 

その1581年、日本では安土桃山時代。
織田信長が天下統一を目前にしていた時期で、
翌年には本能寺の変が起こります。
そんな時代に、ヨーロッパの宮廷では光と音と舞によって、
“バレエ”という新しい芸術が芽吹いていたのです。

 

そのおよそ約60年後、ルイ14世がわずか4歳でフランス国王に即位(1643年)。
彼はバレエに魅せられ、15歳でアポローン役として舞台デビュー(1653年『夜のバレエ』)。
1661年にはついに王立舞踏アカデミーを創設。


こうして今日のクラシックバレエの礎が築かれていきました。


込められた思い

Ballet Maniacsがこの歴史に敬意を込めて描いたイラストは、
2026年度限定カレンダーの1月ページに採用されています。


また、ルイ14世のイラストは9月、彼の誕生月にちなんで掲載されています。

“444年前”に誕生したバレエの原点と、
今年のクリスマスイヴで“10周年”を迎えるBallet Maniacs
ふたつの「原点」が響き合うかのようなカレンダーが登場します。

 

なお、作中タイトル 『Ballet Comique de la Reine』 は、
日本語では「王妃のバレエ・コミック」と訳されることもありますが、
現代の“コミック”という語感とは異なるため、
ここではあえて原題のまま記載しています。


2026年度限定カレンダー

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