バレエにおいて、意識はどうしても“前”へと向かう。
鏡に映る自分、
正面から見たライン、
そこに整えられた印象。
けれど——
ふとした瞬間に現れる“後ろ姿”に、
思いがけない美しさを感じることがある。

今回ご紹介するのは、S M K のレオタード。
特徴的なのは、背中に配されたストラップのデザインだ。
ミントカラーには、やわらかな虹のような配色。
光を含むようなニュアンスがあり、動きの中でさりげなく印象を変えていく。
一方でブラックは、
深みのあるベースに、静かなブルーのライン。
控えめでありながら確かな存在感があり、
全体を引き締めるアクセントとして機能している。

どちらも共通しているのは、
“後ろに現れる線の美しさ”を意識したデザインであるということ。
そしてこの視点は、
先日サクラ編集長が紹介した Moonbow のスカートとも自然に繋がっていく。
グラデーションで描かれる“光の流れ”と、
背中に現れる“色の線”。
異なる位置にありながら、
装いの中でひとつの調和を生み出している。
例えば、ミントのレオタード。
虹のストラップは、Moonbow の柔らかな色彩と響き合い、
全体を軽やかにまとめてくれる。

ショート丈のスカートと合わせて… スカートのトップは淡い色から深みのある色へとグラデーション。
一方でブラックのレオタードは、
あえてグラデーションの美しさを引き立てる存在として機能する。
前から見たときの静けさ。
そして振り返った瞬間に現れる、ブルーのライン。
そのコントラストが、印象にさりげない強さを与える。

ロング丈のスカートは深み色からのグラデーション。ブラックリボンとの相性も◎
さらに、Moonbow のレオタードと合わせることで、
光と線、その両方を纏うスタイリングも完成する。

三つの要素がそれぞれに役割を持ちながら、
一つの流れとして成立する。
トータルで整えるか、
あえて組み合わせてバランスを楽しむか。
その選択の中に、
自分らしい美しさが見えてくる。
見えにくい場所にこそ宿る、美しさ。
それに気づいたとき、
装いはもう一歩、深いものへと変わる。
「Un Deux Trois 9uatre!」
今日もまた、ひとつ。
カトルな視点が見つかった。
ご紹介アイテム
⚪︎MODAL® LACED BACK LEOTARD | MINT
⚪︎MODAL® LACED BACK LEOTARD | BLACK

文:九十九デザイン発掘社 加藤チエリ
ハイエンドなバレエ&ファッションウェア、グッズのセレクトをお届けしています。
メゾン・ドゥ・カトルオンラインブティックは下記のリンクから🍒


