背中に宿る光と線の美しさ:もうひとつのバレエスタイル

背中に宿る光と線の美しさ:もうひとつのバレエスタイル

March 28, 2026

バレエにおいて、意識はどうしても“前”へと向かう。

鏡に映る自分、
正面から見たライン、
そこに整えられた印象。

けれど——

ふとした瞬間に現れる“後ろ姿”に、
思いがけない美しさを感じることがある。


今回ご紹介するのは、S M K のレオタード。

特徴的なのは、背中に配されたストラップのデザインだ。

ミントカラーには、やわらかな虹のような配色。
光を含むようなニュアンスがあり、動きの中でさりげなく印象を変えていく。

 

一方でブラックは、
深みのあるベースに、静かなブルーのライン。

控えめでありながら確かな存在感があり、
全体を引き締めるアクセントとして機能している。


どちらも共通しているのは、
“後ろに現れる線の美しさ”を意識したデザインであるということ。

そしてこの視点は、
先日サクラ編集長が紹介した Moonbow のスカートとも自然に繋がっていく。

グラデーションで描かれる“光の流れ”と、
背中に現れる“色の線”。

異なる位置にありながら、
装いの中でひとつの調和を生み出している。


例えば、ミントのレオタード。

虹のストラップは、Moonbow の柔らかな色彩と響き合い、
全体を軽やかにまとめてくれる。

ショート丈のスカートと合わせて… スカートのトップは淡い色から深みのある色へとグラデーション。

 

 

一方でブラックのレオタードは、
あえてグラデーションの美しさを引き立てる存在として機能する。

前から見たときの静けさ。
そして振り返った瞬間に現れる、ブルーのライン。

そのコントラストが、印象にさりげない強さを与える。

ロング丈のスカートは深み色からのグラデーション。ブラックリボンとの相性も◎

 


さらに、Moonbow のレオタードと合わせることで、
光と線、その両方を纏うスタイリングも完成する。

 

 

三つの要素がそれぞれに役割を持ちながら、
一つの流れとして成立する。

トータルで整えるか、
あえて組み合わせてバランスを楽しむか。

その選択の中に、
自分らしい美しさが見えてくる。


見えにくい場所にこそ宿る、美しさ。

それに気づいたとき、
装いはもう一歩、深いものへと変わる。


 

「Un Deux Trois 9uatre!」

今日もまた、ひとつ。
カトルな視点が見つかった。


ご紹介アイテム

⚪︎MODAL® LACED BACK LEOTARD | MINT

⚪︎MODAL® LACED BACK LEOTARD | BLACK

⚪︎BALLET SKIRT // MOONBOW

⚪︎BODYSUIT // MOONBOW

 

 

文:九十九デザイン発掘社 加藤チエリ

 

 

 

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