Styling Journal vol.5
The Thread of Tradition
伝統をまとう日。
Journalのはじめに
Maison de 9uatreの「Styling Journal」は、バレエウェアを着る楽しさを、ほんの少し視点を変えて記録する連載です。
第5回のテーマは、Just A Corpseのレオタード《ALPINIA》。
スロベニアの山岳地帯に咲く花の名前を持ち、どこか懐かしく、でも洗練された佇まい。
タイトルには “The Thread of Tradition”──伝統の糸という言葉を添えました。
この「伝統」は、遠いどこかの物語ではなく、日々のレッスンを少しだけ特別にしてくれる、そんな“静かな魔法”としてここにあります。
魔法が宿るのは、こだわり抜かれたデザイン力と、ディテールに…
クロスステッチの物語をまとう
ALPINIAに描かれているのは、伝統的なクロスステッチ刺繍からインスパイアされたパターン。
深みのあるベージュ系と、静かな輝きをもつ *ホワイト系 の2色展開。
*ホワイト系のEDELWEISS/ALPINIAは今回のジャーナルでは登場しませんでしたが、お色違いとしてこのブログではご紹介させていただいております。
一見シンプルに見えて、実は細やかなニュアンスがここかしこに感じられる仕立て。
スロベニアに古くから伝わるフォークアートをモダンに昇華したこのレオタードは、Just A Corpseがこれまで重ねてきた感性と、現代のレッスンスタイルを見事に接続してくれる存在です。
ALPINIA – cross stitch print boatneck leotard with sleeves | NUDE/ALPINIA & EDELWEISS/ALPINIA
今回のジャーナルでのスタイリングは…?
スタイリングに選んだのは、
・Just A Corpseの美レオ2型、ALPINIA leotard or EDELWEISS leotard
・同じくJust A Corpseのボーイフレンドボクサーショートパンツ
・そしてCoucou Suzette のキャロットケーキヘアアクセサリー
どれも Maison de 9uatreで取り扱っているブランドですが、それぞれの魅力を活かしつつ、どこかで「通じ合う」ような組み合わせを探しました。
甘さとシャープさ、民族的な要素とモダンさ、そしてレッスンに必要な動きやすさと気分の高まり──そのバランス感が、この日のテーマでした。
Maison de 9uatreオフィシャルインスタグラムのリールにて「Styling Journal vol.5」公開中!
舞台裏に現れた“スタイリスト”
今回のJournal撮影には、ある小さな協力者がいました。
まだ我が家に来たばかりの、ちょっぴり(いや、かなり😅)臆病なくろねこさん🐈⬛
普段は物陰からこちらをそっと見ている彼が、ジャーナル撮影の日はなぜかそばに寄ってきて、椅子に上ってレオタードをじっと見つめたり、テーブルに登ってアイテム全てをチェックすべく「よっこらしょ」と言わんばかりにやって来るのです。
「ふむふむ……これは…」とでも言いたげに、ALPINIAのレオタードを見上げ、ショートパンツについた「ぽんぽん」にタッチしたり、ククシュゼットのアクセサリーをそっと匂ってみたり…。
私たちが思わず笑ってしまうほど、「全アイテムをチェックする」徹底ぶり。
もしかしたら彼は、Maison de 9uatreの影のスタイリスト? あるいは舞台裏の守護神?
撮影の日だけ特別に見せてくれた“モデル力”には、私たちも驚きでした。
まだ非公開ですが、今後この子をはじめ、うちにいるねこたちの小さな物語も少しずつJournalでご紹介できたら…と思っています。
髪をまとめる、という魔法
スタイリングに欠かせないヘアアクセは、Coucou Suzetteのキャロットケーキアクセ。
「くるくるっとまとめて、毛先を入れ込んで…キャロットケーキで挟むだけ🥕」
思わずそう言いたくなるくらい、気取らず、でもスタイルが決まる。
ククシュゼットなしでは私のバレエスタイルはまとめられない!
そんな声が自然に生まれるのも、きっとこのデザインの力です。
ワンボールで超簡単!キャロットケーキの作り方はこちら🥕
選ぶ楽しさを、Pollで
今回はストーリーズでも、どちらのレオタードがお好み?と Poll 機能で問いかけました。(実はこのブログを書いている裏で、まだ投票受付中なんです!タイムリーにブログ執筆中📝)
▫️ 白
▫️ ベージュ
▫️ どっちも!
あえて二択でなく三択としたのは、「どちらも素敵だから選べない…」という私自身の声を大切にしたくて。
Maison de 9uatreでは、“選ぶ”という行為もまた、バレエスタイルの一部で、楽しみ、ととらえています。
さて、
皆さまの支持を集めるのはどの子か、もしくは両者ともか、、結果が楽しみです!
そして、、
そんな私自身が選んだ「今日のバレエスタイル」は、どちらのレオタードだと思いますか?
ぜひその答え合わせをStyling Journal vol.5のリールで!
リールは秒数が限られているので、なかなか着画や詳細なディテールなどがご紹介仕切れないのですが、
着ている感じ、実際のアイテムの「寄り画」はバイヤー&スタイリストアカウント@9uatre_lilyのストーリーズで公開しております。(このブログを書き終えたらストーリーズにアップする予定です)
24時間限定公開ですので、このブログをご覧いただいているタイミングでは既に終了となっているかもしれませんが、@9uatre_lilyもフォローしてくだされば次回の見逃し回避となりますので、よろしければぜひ。
次回へつづく…
今回のJournalは、伝統モチーフのレオタードに、思いがけず“スタイリスト志望(?)”のくろねこさんが再登場するという、ちょっとした舞台裏も交えたスタイリング日記になりました。
クラシカルな美しさと、ユーモアのあるアクセント。
そして装いが生む、ほんの少しの冒険心。
たった1分弱の動画の中に、そんなささやかな発見を詰め込んでいます。
次回のvol.6では、また違った視点から、バレエウェアの魅力と日常との交わりを綴っていきます。
お楽しみに。
📸 Styling by @9uatre_lily
👘 Wearing: Just A Corpse / Hair Accessory: Coucou Suzette