まるでアンティークの陶器のような気品を纏う、秋の「Chrysanthemum Palette」

まるでアンティークの陶器のような気品を纏う、秋の「Chrysanthemum Palette」

September 14, 2025

白地に青の筆が走る佇まいは、まるで上質な陶器のよう。

澄んだ秋の空気の中で凛と咲く菊を、水墨画のタッチで描いたレオタード「Chrysanthemum Palette」は、静謐さの中に確かな存在感を宿しています。

Anastasia Demianova (Universal Ballet Soloist)

 

このレオタードを初めて目にしたとき、私はふと、コレクション棚の奥でひっそりと輝くアンティークの花瓶やプレート、ティーカップを思い出しました。

古美術の魅力は、幾年月をも超えて人々の手を渡り歩き、そのたびに新しい物語を宿してきたような、静かな強さと温もり。

その感覚が、この一着の中にも息づいているように感じるのです。

Anastasiaさんの着用の様子をリールでもご紹介しています。

▷リールはこちらから。


ROOTコレクションについて

TAECHOのROOTコレクションは、東洋の四君子──梅・蘭・菊・竹が象徴する精神性をテーマにしたシリーズ。

四季の移ろいや自然の力強さをデザインに落とし込み、舞台でも日常でも、纏う人の存在そのものを際立たせてくれます。

今回取り上げた「Chrysanthemum Palette」をはじめ、異なる花や季節を象徴したデザインが揃い、それぞれがまるで工芸品のような美しさを誇ります。

袖を通すたび、物語を纏う高揚感を感じていただけるでしょう。


着る人を引き立てるディテール

SILKish™ファブリックのしっとりとした質感は、肌に優しく寄り添いながらも凛とした印象を与えます。

ひとつひとつ手作業で位置を調整されたプリントは、陶磁器の釉薬のような繊細な趣きを纏い、柔らかい陰影を生み出します。

単にレオタードというよりも、まるで纏うアートピース──そんな言葉がふさわしい完成度です。


ご予約は 2025年9月15日まで Maison de 9uatreオンラインブティックにて承っております。

締め切り間近のため、ぜひお早めにお迎えください。

 

 

文:九十九デザイン発掘社 加賀サクラ