Lily Stories:舞台と日常をつなぐ百合の花

Lily Stories:舞台と日常をつなぐ百合の花

September 13, 2025

舞台袖の静けさや、風に揺れる庭の白百合——
「百合」という花が持つ気高さや繊細さにインスパイアされたアイテムたちを、今回はブランドを越えてひとつにまとめました。
しなやかで強い愛を象徴する花とともに、バレリーナの世界観を纏うようなラインナップをお楽しみください。


1. TAECHO “The ROOT” : Lily Monochrome LT

静謐な佇まいと、舞台の張り詰めた空気を閉じ込めた一着。
まるで冬の大地から芽吹く百合のように、静かでありながら生命力を宿しています。
日々のレッスンやリハーサルでもブラックのスカートやレギンスなどと合わせ、凛とした美しさを纏えるレオタード。
撮影ではチュチュを合わせ、ドガの踊り子やナタリー・ポートマン主演の映画『Black Swan』を彷彿とさせるスタイルを表現しました。


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2. Ballet Maniacs “Girl Power” Collection

ジゼルの象徴でもある百合をモチーフにしたスウェットやスカート。
静かに燃えるような強さを秘め、ミントグリーンの爽やかさが映えるデザインは、レッスン帰りのカジュアルスタイルにも、コートやジャケットからちらりと覗くアクセントカラーとしても活躍。

暗くなりがちな秋冬ファッションのカラーから抜け出したい時に、必ず手に取る一枚です。

BMのデザイナーが描いた百合の花と添えられた手、色、全てが大好き。ずっと色褪せない私の愛用品の一つ。


同コレクションの巻きスカートはオリジナルの百合プリントで、クラシカルな雰囲気と可憐さを演出します。

ベースがブラックシフォン、というところも大人の余裕を感じ、甘さ控えめなところも気に入っています。

何といっても、デザイナーが描いたユリを存分に堪能できる贅沢さも、気分が上がります。


3. Coucou Suzette Accessories

白百合をモチーフにしたヘアクローや、栗の葉っぱをかたどったクリップで遊び心をプラス。
お散歩中に舞い降りたような葉っぱモチーフは秋のコーディネートにぴったり。
シンプルなまとめ髪やポニーテールも、一瞬で“舞台裏のような特別感”に変えてくれるアクセサリーです。


百合が持つ静かな気品や芯の強さは、バレエの世界観にも重なります。
ブランドごとに異なる解釈を楽しみながら、ぜひあなたらしい秋冬の装いに取り入れてみてください。


 

Liliaについて
Maison de 9uatreでスタイリスト兼バイヤーとして活動している“Lilia”という名前は、私自身の名前に由来する百合の花から生まれました。
本来であれば“Lily”が一般的ですが、響きや文字の並びが好きなフランス語の Liaison(リエゾン)=“つながること” という言葉にも少しでも近づきたくて、あえて『Lilia』としています。
凛とした気品を持ちながらも芯の強さを秘める百合の花は、私が大切にしてきた価値観の象徴でもあり、ブランドやクリエイター、お客様をつなぎ、物語を紡ぐ存在でありたいという想いも込めています。

文:メゾン・ドゥ・カトル スタイリスト&バイヤー Lilia